お年寄りや体の不自由な人の世話をするホームヘルパ
ーのほとんどが女性で、「登録型」と呼ばれる非正規の
労働者が多い。
自分の都合に合わせて働けるのが利点だが、身分は不
安定で、雇用条件が悪いケースが目立っている。
ヘルパーは、料理や掃除などの生活援助や、オムツ交
換や入浴介助などの身体介護を行う。
ヘルパーの約9割が女性で、全体の約8割が非正規社
員で、うち約6割が非定期短時間労働の「登録型」。
自宅から訪問先を回り、そのまま帰宅する「直行直帰」
の場合が多い。
時給は、身体介護で1時間1700円、生活援助では
同1200円となり、一般的なパートに比べると高い
が、訪問先への移動時間や待機時間は無給。
1件訪問するごとに交通費120円が支給されるだけ。
訪問にかかる実費については、すべて自己負担になる。
月20万円稼ぐには、1日に7時間の労働が必要で、
移動時間や待ち時間を入れると、10〜11時間拘束
されることになる。
さらに、介護保険の改正で、介護報酬が下がるたびに
賃金が減っていく。
厚生労働省は、登録型であっても移動時間や待機時間
などは、労働時間に当たると認めている。
しかし、実際には、移動時間の賃金を支払っている事
業所は約49%で、待機時間への支払いをしているの
は、約33%しかない。