硫化水素による自殺事件が相次いでいる問題で、日本
チェーンドラッグストア協会は、自殺に使われている
とみられる硫黄入り商品の販売を当面自粛することを
理事会で決め、加盟各社に通知した。
該当商品は、医師の処方箋(せん)なしで買える一般用
医薬品として流通。
インターネットの書き込みなどで、硫化水素を発生さ
せる材料として取り上げられた。
同協会には、業界最大手のマツモトキヨシをはじめ、
今年3月末時点で約190社が加盟している。
一連の問題を受け、これまでも該当商品を購入しよう
とする客に使用目的を確認するなどの対応を取ってき
たが、より踏み込んだ対策が必要と判断した。
通知では、硫黄入り商品と一緒に使われる酸性洗剤に
ついても注意し、大量購入者には販売自粛を含め対応
するよう求めた。
こういった措置は、本当に必要なのだろうか。
やむを得ないという判断なのだろうが、それを言い出
すと、世の中に流通しているほとんどの物が、対象に
なる可能性がある。
刃物や薬品だけでなく、生活日用品でも使われ方に
よっては凶器となりうる。
だからといって「販売自粛にする」などと言い出すと、
本当の意味での解決にはならない。
小さな子に、危険だからといって何も与えない、のと
同じことになってしまわないだろうか。
同じ事件が続発する背景には、何があるのだろう。
全てにおいて、安易に「真似をする」(コピーする)という、
楽な選択に走る傾向が強くなってしまっているのかも
知れない。
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